令和2年度オンエア総会の様子から

定期総会が開催されました。

2020年5月17日(日)21時から「令和2年度定期総会」が、オンエアで行われました。

 
例年「小金原市民センター」で行われている「定期総会」ですが、コロナウイルス感染拡大防止の為、「小金原市民センター」が閉鎖されており、止む負えずオンエアにて開催することになりました。
(役員が、総通に「オンエア総会は、アマチュア業務の範囲で行えるか?」問い合わせをしました。 はっきりした許可をいただいたわけではないのですが、「開催すること自体は問題ない」という返事をいただきました。)

オンエア総会を行うに当たっては、通常の総会を行うときに用意する書類の他、参加する会員がセンター局と交信できるよう環境を整える必要がありました。

昨年から日曜日にオンエアミーティングを開催しています。
オンエア総会に向け、オンエアミーティングの機会を利用して、クラブ員各局になるべくオンエアしてもらい、電波の届き具合を調査して、総会に向けてアンテナやリグの整備をしていただきました。

議事の進行は、あらかじめクラブ員に送付された資料をもとに行われました。
オンエア総会は、細かい協議が出来ないので、あらかじめ資料を読んでもらい、各議題毎、賛否を問い、特に反対意見のない場合は、賛成多数とし議事を進行。
反対意見のある場合にのみ、名乗り出てもらい、役員等とのやり取りをしてもらう。 という方法で行いました。

長時間の周波数の占有がないよう、また夜分遅くならないよう配慮し、できるだけ最低限のやり取りになるよう、センター局が議事進行を行いました。

開催日時 2020年5月17日(日)21:00~22:00頃まで
周波数は、144.74MHz FM
クラブコールサインは、JA1YGTで、センター局は、副会長である JH1SZO 永野OMが務めました。
クラブ員13名が参加し、総会開催に必要な参加人数(過半数)をクリアしました。
主な議案は、10項目ありました。(詳細は別途に列挙)
 
オンエア総会は、ほぼ1時間行われ、22時頃全ての議事を無事終了いたしました。 議事の進行など、顔を見ながら行えないので、意思疎通がうまくいかないところは、ままありましたが、今回のオンエア総会の試みは、ほぼ成功したと思われます。

主な議事の内容

  1. 新会員の承認 新会員JJ1QBB 梅沢氏から挨拶がありました。
  2. 平成31年度(令和元年度)活動報告
  3. 平成31年度(令和元年度)決算報告・決算監査報告
  4. 理事改選の件 本年度は、オンエア総会を余儀なくされたため、来年度まで現状のまま。
  5. 本年度予算 会計担当理事説明後、承認されました。
  6. 定款及び附則の一部変更と追加 説明後、承認されました。
  7. 2020ハムフェア出展参加の是非 参加の方向。
  8. スプリアス低減フィルター試作に関する費用支出の件 試作実施の方向。
  9. 「フィールドデーコンテスト」他 コンテスト参加について。 参加の方向。
  10. その他報告案件 1件

以上の議題が、協議・承認されました。

(令和2年度定期総会 資料より)


今総会での議事の説明補足

今年度は、クラブ60周年だった昨年度程の活発な活動は、ありません。

すでに、コロナウイルス感染拡大による影響を受け、春のバーベキュー会が中止になりました。
夏のフィールドデーコンテストについてもコロナウイルスの感染状況を見ながら参加するかを決定したいと考えています。 オンエア総会参加局のほとんどが、コンテスト参加には賛成でした。
 
新技術基準に合致する送信機のスプリアスレベルを実現するために、実際にフィルターの試作実験を行います。
スプリアス軽減フィルターの試作については、JA1DVE 石井OMにより、すでに、3.5MHz・7MHz・14MHz・21MHz各バンド用プロトタイプの試作品が完成しており、作業計画が決まれば、製作予定です。
クラブ員が集まって作業する場の、作業台等の整備もあらかじめ必要となります。


オンエア総会について

オンエアによる総会は、コロナウイルス感染拡大防止の為「緊急事態宣言」が政府より出されており、集会が出来ないので止む負えず行いました。
アマチュア社団局の総会がオンエアで行われた例は、過去に聴いたことがありません。 ほぼ初の試みだと思われます。
総会の議事に関する書類を各クラブ員にあらかじめ郵送しておくことや、各クラブ員にオンエアミーティングの参加を習慣づけるなど、事前の準備が出来れば、オンエアで総会は、十分に可能です。

もちろん、インターネット経由のオンライン総会というのもあると思います。
(実際、近隣のクラブ局でオンライン総会を予定しているところもあります。)
しかしながら、クラブ員が高齢でインターネットに疎い方もおられる場合が多いと思われますので、日頃手慣れたオンエアでやるのが、最も手っ取り早い方法ではないかと管理人は考えます。

コロナウイルス感染拡大防止で会場が確保できず、総会が出来ない「アマチュア社団局」は、オンエア総会を検討してみるのもよいと思われます。


令和2年度の定期総会はオンエアで行われたため、「記念撮影」や「総会後のアイボールミーティング」が出来なくて、とても残念でした。
コロナウイルス感染症の早期収束を願います。
後日、今年度の活動予定をHPに掲載します。[管理人]